用途
MultiCell AFブロースルーロータリーバルブは、セメントや石灰、石膏、電力産業における空圧搬送システムへ非均質代替燃料をインライン供給できるように、
特別に設計・開発されています。
設計面でも性能面でも頑丈なMultiCell AFは、破砕プラスチックやホイルチップ、調整済みの下水スラッジ、木材チップおよび鋸屑、パームカーネルシェル、もみ殻、肉骨粉、その他の各種混合物など、幅広い代替燃料を供給できます。
EU資格認定
- ATEX指令2014/34/EU:1/2D Ex h IIIC T130 °C Da/Db & 2/2G Ex h IIB T4 Gb/Gb
設計
堅牢でコンパクトな設計にすることで、高い効率性能と省エネを実現しています。摩耗をなくすことはできないが、少なくすることはできる、その考えを念頭に置いて、保守性の向上とチャンバーを空にする流れの最適化に取り組みました。その点において、本体の円筒形ライニングやフランジのライニングのような高抵抗の摩耗部品を交換するときにスターホイールを容易に取り外せるよう、スライドインシール(ハードまたはソフト)の採用や、横軸を中心に回転する本体といった構造が重要な役割を果たしています。また、部品を分解することなく必要な背圧を設定できる可変ノズルも操作を容易にしています。さらに、注入口の詰まりを減らすために歯形のクリーニングナイフを採用。スターホイールのブレードにぶら下がった材料がチャンバー内に入り、切断が減るような構造になっています。
運転
MultiCell AFブロースルーロータリーバルブは、最大350 mbarの搬送圧力で非均質代替燃料を空圧搬送ラインに直接供給するための供給装置です。装置の注入口やチャンバー、搬送チャネル、排出口は、材料が空圧搬送ラインへ効率的に流れる形状になっているので、材料搬送対空気比が高くなります。
メカトロニクス
搬送空気側と材料の流れ側のシステムに統合するための完全なセンサーと制御機能。送り込み部の過充填など、動作不良が原因でスターホイールが詰まった場合の自動逆転モード。詰まりが発生すると上流側の装置が停止するとともに、スターホイールが自動的に逆回転し、3回再始動します。