QlarのProPhaseポンプは標準的な濃密相ポンプ構成で、単一の収集ポイントから単一・複数いずれの受入ホッパーにも、シンプルで効果的、かつ信頼性の高い方法で材料を搬送できます。バッチ方式や連続方式など、複数の運転モードがあり、貯蔵場所からプロセスへの搬送にも、プロセスから貯蔵場所への搬送にも適しています。

システムは、最大温度480°C、最大押出量100トン/時、最長500メートルで運転できます。Qlarの濃密相ポンプシステムの中で唯一の可動部であるProDVドームバルブは、システム全体の信頼性を高め、保守の手間が減るように、シンプルに設計されています。

以下のような幅広い材料に使用可能;

  • 洗浄剤成分
  • アルミナ
  • セメント
  • 非鉄精鉱
  • フライアッシュ
  • 石膏

標準的な製造

ProPhaseポンプアセンブリは、注入口、排出口、およびベント位置のProDVドームバルブ、電空制御装置、空気管理モジュール、および計装機器が装備された状態で提供され、配線と配管はあらかじめ行われています。また、電気供給と圧縮空気、窒素、またはCO2へ接続できる状態になっています。なお、適切なベントパイプラインへの接続も必要です。

容器は、ほとんどの国際的な圧力容器規格に準拠して製造することも、標準7 barGの作動圧力用に設計することもできます。ご要望に応じて特別設計も可能です。

  • 容器の標準材質は炭素鋼で、ご要望に応じてコーティングやステンレス鋼のグレードにも対応
  • ポンプは自立式で、専用の基礎は不要
  • PhasiQコントローラーを装備可能。プラントPLCによる制御も可能
  • ご要望に応じてATEX互換バージョンも選択可能