DポンプはQlar独自の自己適応型濃密相空圧搬送ソリューションです。このポンプは、供給源のばらつきによって材料密度が一定しない、扱いづらい材料を搬送する際の課題を克服するために開発されました。

Dポンプは、ポンプとバルブのコントローラーにクローズドフィードバックループを提供するQlar独自の自己制御型パイプラインシステムと連動して動作します。Qlarのあらゆる空圧搬送システムや空圧注入システムに不可欠な部分であるProDVドームバルブは、必要に応じて部分的に閉じます。つまり、搬送ライン圧力を円滑に作り出すために、制御システムが材料の流れを常に測定して制御します。このソリューションはパイプライン内の材料に適応するので、制御システムは搬送圧力のいかなる変化にも対応できます。

システムは、最大温度480°C、最小押出量200トン/時、最長1,000メートルで運転できます。QlarのProPhase Dポンプシステムに備わった(唯一の可動部である)ProDVドームバルブは、システム全体の信頼性を高め、保守の手間が減るように、シンプルに設計されています。

標準的な製造

ProPhaseポンプアセンブリは、注入口、排出口、およびベント位置のProDVドームバルブ、電空制御装置、空気管理モジュール、および計装機器が装備された状態で提供され、配線と配管はあらかじめ行われています。また、電気供給と圧縮空気、窒素、またはCO2へ接続できる状態になっています。なお、適切なベントパイプラインへの接続も必要です。

容器は、ほとんどの国際的な圧力容器規格に準拠して製造することも、標準7 barGの作動圧力用に設計することもできます。ご要望に応じて特別設計も可能です。

  • 容器の標準材質は炭素鋼で、ご要望に応じてコーティングやステンレス鋼のグレードにも対応
  • ポンプは自立式で、専用の基礎は不要
  • PhasiQコントローラーを装備可能。プラントPLCによる制御も可能
  • ご要望に応じてATEX互換バージョンも選択可能