サクセスストーリー

Qlarの材料保管ソリューションの耐久性は、厳しい状況でも実証されています

港湾で穀物などのバルク材を保管し、安全に取り扱うことは困難な課題です。この分野でQlarは、MaxiStore®という独自のソリューションを設計し、提供しています。

要求の厳しい環境で生じる保管の課題を解決

ドライバルク商品業界のあるお客様は、港湾内の限られたスペースで利用できるバルク材長期保管ソリューションを求めていました。そこで、このお客様からソリューションに関する問い合わせを受けたQlarがMaxiStoreを提案したところ、その高耐久性から15年以上続く関係のきっかけとなりました。

港湾内のスペースは限られていたため、このお客様は利用できるスペースを最大限に有効活用しなければなりませんでした。従来の積み込み設備では、建物屋上から下ろされたトリッパーを備えた、高所搬送コンベヤを使用していました。その方法を踏襲すれば建設費がかさみ、材料の積み込みが非効率になる可能性もありました。また、貯蔵庫の全長にわたって材料の位置を制御することも、従来のシステムでは困難だったかもしれません。

従来のシステムではこのお客様の課題を解決することはできない。そこで、もっと斬新なアプローチが必要であると判断したQlarのチームは、独自のMaxiStoreシステムを提案しました。実績のあるRedlerのエンマッセコンベヤ技術の利点と、貯蔵庫への搬送プロセスに関する業界トップのアプローチの利点を組み合わせたMaxiStoreシステムでは、鉄骨構造内にクランク式のエンマッセチェーンコンベヤを、建物を横方向にまたぐように設置。この機械は、チェーンコンベヤから供給される材料を床に落としながら、貯蔵庫の長さに沿って移動します。これにより、天井の高さまで、そして建物の全長にわたって材料を搬入できるとともに、必要な貯蔵ベイに材料を簡単に供給でき、限られたスペースに対して最適な貯蔵量を確保できるようになりました。MaxiStoreは、爆発につながる可能性のある粉塵を最小限に抑えることで、このエリアを安全に管理しています。

MaxiStoreはお客様のニーズに完全に適応する高耐久ソリューション

MaxiStoreシステムは、いかに複雑であっても、お客様のニーズを正確に満たすよう個別に設計できます。Qlarはお客様と共に具体的な要件を理解することで、限られたスペースに最適な貯蔵量を維持することで利益を最大化する、高耐久なシステムを開発。その結果、様々な条件を満たしながら継続的に稼働できる貯蔵システムが誕生しました。

この事例のMaxiStoreシステムは、大量の家畜飼料や鉱物などのバルク材を最大1,000トン/時で処理できるように作られました。これにより、スペースを最大限に活用しながら、より的確で安全な材料分配が行えます。結果的に、最も効率的かつ柔軟にドライバルク固体材料を貯蔵施設全体に搬入できるMaxiStoreの能力が証明されました。

Qlarは、プロセスソリューションのライフサイクル全体にわたって設置とアフターサポートを提供することで、自ら設計、製造、エンジニアリングするシステムの高耐久性を保証しています。機械的な搬送・貯蔵ソリューションにおいて100年以上の経験を持つQlarの豊富な専門知識を利用できることは、このお客様にとって大きなメリットでした。港湾の過酷な海洋環境でインフラを維持することは、購入した製品の耐用年数を延ばすうえで非常に重要であり、業界最高の貯蔵ソリューションを購入できたと、大変ご満足いただけました。

長期にわたってご満足いただけるお客様がいることは、Qlarが提供するソリューションの性能の証しであり、斬新で効率的な自動バルク貯蔵ソリューションの開発に対する当社のコミットメントも実証しています。当社が15年前に設置したシステムは現在も24時間稼働しており、このお客様の港湾業務の根幹を担い続けています。